よくある質問 I FAQ

法律問題の
ご質問とアドバイス

以下の問題について、ご質問とアドバイスです。
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離婚問題について

Q

それぞれの手続でどれくらい日数がかかりますか

A

1か月以内にスムーズに解決することもあれば、3年以上かかることもあり、ケースバイケースです。

1 協議・交渉段階
 弁護士に依頼しようとご自分で協議しようと、最終的には相手と合意できなければ離婚は不可能です。
 協議・交渉の期限はなく、人によっては、「子どもが成人するまでは離婚に応じない」などと述べる人もいますが、それで成人まで待っていたら、今度は「大学卒業まで」とどんどん延長されることもあります。
 事情次第ではありますが、早期の離婚を希望するのであれば延々と協議を続けるよりは次の手続に進めた方がいいでしょう。

2 調停段階
 調停は、1回の期日で終わるのではなく、たとえば、「次回までに離婚に応じるかどうかよく考える」「次回までに双方の財産関係の資料を出す」などということで、何度も協議の期日が重ねられることがあります。
 スムーズにいけば、1,2回で終わることもありますが、離婚に関わる問題が多数あると回数もかかり期間もかかります。
 統計からみて、合意できる場合・合意できずに終わる場合を含めた終了までのおおよその期間としては、
・50%程度は6か月以内に終わっている。
・90%程度は1年以内に終わっている。
・1年を超すことも1割程度あるが、2年以上かかることは滅多にない。
というものです。

3 裁判段階
 裁判も、1回の期日で終わるのではなく、期日ごとに主張・証拠を出していくので、その応酬で一定の期間がかかります。更に、少なくとも当事者双方の言い分(証言)を聞く尋問の手続をすることが一般的で、これも1回の期日が必要となります。
 そのため、判決までいく場合にはスムーズにいっても1年くらいかかり、争点が複数あるなどの事情だと2年以上かかってしまうこともあります。
 他方で、早期の段階で和解で終了することもあります。
 そのため、これも進展次第でまちまちな面があります。